58戦目

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58戦目
(58戦目か、ぽけの奴とも結構長いこと戦ってきたんだな。
 いよいよ奴も次の戦に勝てば八品、左将軍だ。)
曹彰が柄にもなく感慨にひたっていると、転げるようにして急使が飛び込んできた。
「曹将軍、敵です。和歌山のJOYLAND TAITO元町店から敵が!」
一息にそれだけ言うと使者はその場にへたり込んだ。
「ははっ、そうか来たか。昇格戦だ!やるぞ、てめぇら!!」
戦の報せこそはこの曹彰の待ち望んでいたものだった。
将の気質は部下たちにも伝わるものらしく、隊の気風も好戦的で活気がある。

「戦績は12勝13敗。率いるは徐晃、曹仁、徐庶、U張飛、甘皇后です。」
傍らの副長が、使者の報告書から必要な部分だけを拾い読んだ。
「へっ、そうか不足はないな。ちったぁ楽しめそうじゃねぇか。」
彼は弱い敵をなぶるよりも、強い敵と力の限り打ち合うことを好んだ。
己の持てる力の全てを出し切り強者を屠ることこそが最高の喜びだった。

幕内に将が揃うとすぐに指揮官の説明が始まった。
「戦場は右に岩場で奥に敵陣櫓、左に森がありその手前に我が軍の櫓。
 中央に道がありますが、満寵・程普将軍による防柵を備えてあります。
 序盤は敵騎馬隊を槍にて押さえつつ伏兵の探索。さらに敵槍の張飛を
 弓隊に攻撃していただきます。曹彰将軍は柵に取り付いた敵騎馬隊への
 突撃をお願いします。」
戦図を示しながらの説明は特に目新しいこともなく、良く言えば基本を抑えたものだったが、
将たちにとって面白みのないものだった。
「了解だ。今日は伏兵がいるうちは前に出るなって言わなくて良いのかい?」
戦の知らせに気分の高揚が抑えきれない曹彰が言った。
「曹将軍はすでにご承知の筈。敢えて念押しすることもありますまい。」
新米指揮官はそんな将軍を頼もしく感じつつ笑顔で応じた。
「ま、そりゃそうだ。が、いつも言われてたからな。なんだか無いと変な感じだぜ。」
真顔で言う曹彰の言葉は将たちの笑いを誘い、束の間ながら場は明るく和んだ。戦の直前とは思えないほどに。
「よし、騎馬隊集合!」
副長の号令に反応し、即座に部隊が集まる。
「曹将軍、騎馬隊集合いたしました。」
言うと副長は後方に控え、曹彰の言葉を待った。
「いいか、俺たち騎馬隊は走ってなんぼだ。戦場を縦横に駆け巡ってこその騎兵だ。
 今回の戦も俺たちの任は遊撃だ。それに、櫓の後ろで踊りはじめる甘皇后の撃退だな。
 勝敗の鍵を握ってんのは騎馬だ。てめぇら気合入れていけ!」
「オスッ!」
部隊を高揚した熱い空気が包んだ。

「行くぞ!曹彰隊突撃ぃー!柵前の曹仁・徐晃をぶちのめしてやれ!」
「あんな奴ら敵じゃねぇ、蹴散らせぇー!!」
「曹将軍、少し抑えてください。このまま走り続けられては兵たちが付いてこれません。」
「バカが、今まで何のために訓練してきたんだ!戦場で泣き言言ってんじゃねぇ!」
「突撃!突撃!突撃ぃー!」
曹彰は戦場を所狭しと駆け巡り、敵と見るや突撃を繰り返した。

「曹将軍、満寵殿が敵伏兵を発見いたしました。」
「良しっ!満寵を見殺しにするな!徐庶の奴をぶっ飛ばしに行くぞ!!」
「突撃ぃー!」
刻々変化する状況に合わせて曹彰の隊は移動を繰り返す。
揮下の兵たちも将に遅れじと必死に騎馬を走らせた。

「弓隊が張飛を討ち取った模様です。」
「っしゃぁ、遅れを取るな!次は踊り子を叩くぞ!続けぇー!!」
「程普隊、潘璋隊が徐晃相手に苦戦中です。」
「走れ!次の相手は諦めの悪いゾンビハゲだ!曹彰隊の力を思い見せてやれ!」

「程普・潘璋隊それぞれ撤退!満寵隊も危険です!」
「おらぁ、気合入れて走れ!俺たちが行かなきゃ始まらんぞ!」
猛烈な勢いで曹彰隊が突撃を繰り返すと、不利と見た徐晃隊は転進し帰城を始めた。
「逃げるんじゃねぇ、ハゲ野郎!クソッこのまま城を攻めるぞ!」
「曹将軍、敵軍が再起の法を使用したようです。」
「あー、クソッ。一旦引くぞ!帰城!!」

「曹将軍、お疲れ様でした。おかげで序盤はなんとか凌げました。
 士気もそろそろ溜まってきています。仕切りなおしの後は、回復の舞のケアをお願いします。」
「おぅ、任せときな指揮官殿。まあ序盤戦は悪くない展開だろ。兵法の分マシって考えもできる。
 一気に行きたいもんだな。」
「場合によっては士気を徐庶に回してくるやもしれません。できる限り散開を心がけてください。」
「あぁ、奴は厄介だな。一応気はつけるが難しいところだな。早めに片付けられりゃ一番良いんだがな。」
「敵兵、動き始めました!」
「っし、行くか。」

「敵城前で甘夫人が出陣しました。」
「殲滅に行くぞ!最優先だ!!」
「左翼から張飛が進行中!城に近づいています!」
「張飛は他の部隊に任せる、今は舞を止めることに集中しろ!」
「徐庶が張飛の後に続いて進行開始した模様!」
「構うな!急がんと徐晃・曹仁あたりが出てくる。」

「徐晃・曹仁、左翼を進軍!」
「なんだと!舞を囮にしたのかっ!!」
「しょ、将軍っ、雷です!雷が来ますっ!」
「や、やるな、徐庶っ……撤退!」

(まさか俺の部隊だけを雷で狙い撃ちとはな……。しかも舞を囮にするだと?
 なかなかやるようだな、敵の指揮官は。)
「他の部隊はどうなってる?状況知らせいっ!」
「満寵将軍の連環の計にて敵部隊を足止め、甘・程両将軍の弓隊にて曹仁、徐庶を撃破に成功。
しかし、徐晃・張飛を撃ち切れず満寵将軍撤退。さらに潘璋将軍が強化戦法にて徐晃を撃破しましたが
張飛により撤退。甘寧将軍が攻城を止めつつ、程普将軍が弓にて攻撃中です。」
「そうか、ギリギリだな。再編急げっ!」

「再編完了いたしましたっ!」
「良し、出るぞ!指示をくれっ!!」
「甘皇后を途中で倒してそのまま攻城してください。可能であれば城門で。
 神速を使ってくれて構いません。その判断はお任せします。」
「分かった。時間との勝負だ。遅れるなよっ!」

「曹将軍、張飛はなんとか撃退したものの城壁に1撃喰らったようです!」
「クソがぁっ。急ぐぞっ!」
神速戦法でオーラを纏った曹彰隊が走り抜ける。
「いやぁ~ん♪」
「良し、舞は封じたっ!城門、いや城壁に2発が早いか。このまま攻城っ!!」
「叩き潰せっ!!あと1撃だ、急げ!!」
「城壁に煙がっ!敵迎撃部隊出ますっ!」
「くそっ、間に合わねぇ……」

敗北

「おい、ぽけっ。てめぇ、最後なんで連環かけなかった!!」
「勘違いしてました……既に使ったかと」
「ふざけるなっ!あそこで徐晃が出てくるのがもう少し遅けりゃこっちは勝ってたんだ
 それをなんだ、勘違いだとっ!寝言吐いてんじゃねぇぞ!
 少しはマシになったかと思ってたらこれか!やってられねぇぞ、クソっ。
 おい、満寵っ帰るぞ。こいつの下じゃ、これ以上戦えねぇ。
 俺を指揮したかったらもうちょいマシになってからまた呼びなっ!」
「…………」
魏将2人は去り、後には肩を落としうな垂れた指揮官が
ただただ立ち尽くしていた。

今回の愚痴:兵法使い忘れました……。
今回の払い出し:邢道栄・曹洪・劉表
けいどうえい・そうこう・りゅうひょう
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